海外留学を終えて – 社会人 短期研修-

私は某製薬会社に勤めており、会社の1か月研修でイギリスのサウスコースト沿いの町、ボーンマスに来ました  本語学研修を受けるまでは、英語は読み書き中心の勉強しかしておらず、話すことは自信が無く、不安を抱いておりました。授業の初日、テストがあり、各人の実力に応じてクラス分けされました。各クラスに分かれた後、授業があるのですが、その形式が日本とは全く異なり、驚きました。日本では、先生の話を静かに聴き、ノートに書くだけ、というのが多いと思いますが、こちらの授業では対話を重視しており、先生が常に生徒に話しかけ、また、生徒も先生が話をしている最中にも積極的に質問をする「参加型学習」でした。先生から出される、さまざまなお題の答えをクラスメートと考えたり、スマートフォンを利用したクイズがあったりと、一つ一つの授業が面白い工夫がなされています。なので、寝る暇も無く授業もあっという間に終わります。

 語学学校と聞くとひたすら英語を勉強する印象がありますが、アングロコンチネンタル学校はそうではありません。アクティビティと呼ばれる、課外活動も毎日あり、とても充実しています。例えば、クラスの垣根を越えて会話を楽しむパーティや、サッカー、バレーボール、クリケット等などたくさんあります。外国人の友達を作ることは互いの文化、歴史を知ることができるので、留学をする上で英語を身につけることと同じくらい重要なことだと考えます。そのような機会が多くあるので、帰国する頃にはたくさんの国の方々と友達になれます。

 学校がある「ボーンマス」は、日本ではあまり知られていないと思います(私も全く知りませんでした)。学校の近くにはボーンマスビーチがあり、こちらは観光客が多く訪れ、いつも賑わっています。また、レストラン、スーパー、パブ、ショッピングセンターなども近くに数多くあり、生活する上で困ることは全くありません。日本食レストランもあり、イギリスの食事に飽きたときに利用すると良いでしょう。ロンドンへもバスを使って2時間で行ける距離にあり、週末に日帰りで訪れることも可能です。

 この1ヶ月間はホームステイをさせていただきました。最初は、知らない家庭にいきなり生活して馴染めるか不安でしたが、ホストマザー、ファザーが温かく迎えてくれてすぐに不安は解消されました。食事面、生活面で日本とはギャップはありますが、それを学べるのも一つの収穫でした。学校以外で英語を話す機会を多くもつためには、ホームステイという形がいかに効果的であるか身を持って体験できました。

1ヶ月間という短い期間でしたが、英語については、日本では学ばない表現や生きた英語を常に聞いていたおかげで、会話力が向上しました。また、ボーンマスという地も非常に過ごしやすく、私の娘(2歳)が大きくなった際、「語学留学したい」と言ってきたら、迷わず「アングロコンチネンタル学校」を勧めます。